しつけは何歳からすべき?始める時期と年齢別の関わり方について

しつけ

しつけを何歳からすればいいのかは、子育てを始めた親御さんが最初にぶつかる疑問のひとつです。

早すぎても子どもに伝わらない、遅すぎると手遅れになるのではと不安を感じている方も少なくないはずです。

始める時期と年齢別の関わり方を正しく知ることで、子どもの発達に合った無理のないしつけができるようになります。

「しつけは何歳から」という問いに答えるために、まず子どもの発達段階から理解していきましょう。

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しつけは何歳からすればいいの?

しつけは生まれた直後から始まっており、言葉での理解が育つ2歳ごろから少しずつ意識的な関わりを取り入れることが基本です。

「しつけ=叱ること・禁止すること」というイメージがありますが、広い意味でのしつけは生まれた瞬間から始まっています。

生活リズムを整える・抱っこで安心感を与える・声かけをする、といった日常の関わりそのものが、しつけの土台を作るプロセスです。

「ダメ」「やめなさい」という言葉が意味として伝わるようになるのは、言語理解が発達する1歳半〜2歳ごろからです。

この時期から、危険なことへの制止・基本的な生活習慣(食事・就寝・あいさつ)への声かけを少しずつ取り入れることが、発達に合ったしつけの始め方になります。

「何歳からしつけを始めれば正解」というものはなく、子どもの発達段階に合わせて内容と方法を変えながら継続的に関わることがしつけの本質です。

このように、しつけは生まれた直後から始まっており、言葉での理解が育つ2歳ごろから少しずつ意識的な関わりを取り入れることが基本です。

次の段落では、年齢別のしつけの始め方と適切な内容を詳しく解説します。

年齢別・しつけの始め方と適切な内容

年齢によって子どもの理解力・感情の発達・言語能力が大きく異なるため、発達段階に合った内容と方法を選ぶことがしつけを効果的にする鍵です。

0〜1歳:しつけの土台を作る時期

この時期は「ダメ」というしつけではなく、安心感・生活リズム・信頼関係を育てることがしつけの土台になります。

泣いたら応える・抱っこで安心させる・食事と睡眠のリズムを整えるという関わりが、この時期の最も重要なしつけです。

「いつも応えてもらえる」という安心感が、後のしつけを受け入れる土台になります。

危険なものに触れようとした場合は、「ダメ」という言葉より、静かにその場から離す・別のものに興味を向けるという方法が発達に合っています。

1歳半〜2歳:基本的なルールを伝え始める時期

言葉の理解が増え始め、簡単なルールが少しずつ伝わるようになります。

「熱いよ」「危ないよ」「やさしくね」など、安全に関する短い言葉かけから始めることが有効です。

「ダメ」だけでなく「こうしようね」という代替行動を一緒に示すことで、子どもが何をすればいいかを理解しやすくなります。

叱ることより「できたことを認める」という関わりを中心にすることが、この時期のしつけの基本です。

3〜4歳:なぜかを説明できるようになる時期

言語が発達し、「なぜダメなのか」という理由を短い言葉で説明すると少しずつ理解できるようになります。

「お友達が痛いから叩いたらダメだよ」「車が来て危ないから道路に出てはダメだよ」という理由をセットで伝えることが重要です。

食事のマナー・あいさつ・順番を守る・物を大切にするなど、生活の基本的なルールを日常の中で繰り返し伝えていきます。

5〜6歳:ルールの意味を理解し実践できる時期

「なぜそのルールがあるのか」という本質的な意味を理解し始め、自分でルールを守ろうとする意識が育ちます。

失敗したときに「次はどうすればよかったか」を一緒に考えることが、この時期のしつけとして最も効果的です。

叱るより「振り返る」という関わりが、自分でルールを守れる力を育てます。

小学生以降:自律的に判断できる力を育てる時期

親が言わなくても自分でルールを判断・実行できるようにすることが、この時期のしつけのゴールになります。

「あなたはどう思う?」という問いかけが、自分で判断する力を育てます。

このように、年齢によって子どもの理解力・感情の発達・言語能力が大きく異なるため、発達段階に合った内容と方法を選ぶことがしつけを効果的にする鍵です。

次の段落では、しつけを始めるときに気をつけることを解説します。

しつけを始めるときに気をつけること

しつけを始めるときに最も気をつけるべきことは、感情的に叱らない・一貫したルールを持つ・子どもの発達を理解するという3つです。

感情的に叱らない

親が怒鳴る・強い言葉で叱ることは、子どもに「怖い」という感情を植えつけるだけで、「なぜダメなのか」という理解には届きません。

感情的な叱り方は、子どもの自己肯定感を傷つけ、親への信頼を損なうリスクがあります。

叱りたくなったときほど、まず深呼吸して落ち着いてから伝えることが、しつけの効果を高める最も基本的な姿勢です。

一貫したルールを持つ

「昨日はOKだったのに今日はダメ」という対応のブレが、子どもを混乱させてしつけの効果を下げます。

「これはダメ」と決めたことは、親の気分や状況に関係なく一貫して伝え続けることが、子どもにルールを定着させる最大のポイントです。

夫婦・祖父母など、関わる大人全員で同じルールを共有しておくことも重要です。

子どもの発達段階を理解する

2歳の子どもが癇癪を起こしても、それは脳の発達上避けられない行動であり、叱って改善するものではありません。

「この年齢ではここまでしか理解できない」という発達の知識を持つことが、適切なしつけと不要な叱責を分けるための土台になります。

このように、しつけを始めるときに最も気をつけるべきことは、感情的に叱らない・一貫したルールを持つ・子どもの発達を理解するという3つです。

次の段落では、しつけを長く続けるための親の関わり方を解説します。

しつけを長く続けるための親の関わり方

しつけを長く続けるために最も大切なことは、できたことを認める・理由を丁寧に伝え続ける・親自身が手本を見せるという3つです。

できたことを積極的に認める

「ちゃんとできたね」「ありがとう、助かったよ」という言葉が、しつけを継続させる最大の原動力になります。

「叱ることでしつける」より「できたことを認めることで続けさせる」という視点に切り替えるだけで、しつけの質が大きく変わります。

理由を丁寧に伝え続ける

「ダメ」の一言より、「なぜダメなのか」を年齢に合った言葉で繰り返し伝えることが、ルールを自分のものにする力を育てます。

何度同じことを言っても伝わらないと感じるときも、「まだ発達の途中にいる」と理解して根気よく伝え続けることが大切です。

親自身が手本を見せる

「あいさつしなさい」と言う親がしない・「片付けなさい」と言う親が散らかしているという矛盾が、しつけへの不信感を生みます。

子どもは親の行動を見て学ぶため、親が日常の中でルールを守る姿を見せることが最も効果的なしつけになります。

このように、しつけを長く続けるために最も大切なことは、できたことを認める・理由を丁寧に伝え続ける・親自身が手本を見せるという3つです。

監修

代表理事
佐々木知香

略歴

2017年 本田右志理事長より右脳記憶教育講座を指南、「JUNKK認定マスター講師」取得
2018年 幼児教室アップルキッズをリビングサロンとして開講
2020年 佐々木進学教室Tokiwaみらい内へ移転、「佐々木進学教室幼児部」として再スタート
2025年 一般社団法人 日本右脳記憶教育協会(JUNKK)代表理事に就任
塾講師として中高生の学習指導に長年携わる中で、幼児期・小学校期の「学びの土台づくり」の重要性を痛感。
結婚を機に地方へ移住後、教育情報や環境の地域間格差を実感し、「地域に根差した実践の場をつくりたい」との想いから、幼児教室アップルキッズを開校。
発達障害や不登校の支援、放課後等デイサービスでの指導、子ども食堂での学習支援など、多様な子どもたちに寄り添う教育活動を展開中。